Moodleの利用方法の勉強方法

LMSのひとつであるMoodleについて、使い方、コース(科目)の作り方などを習得するときに、参考となる情報をまとめました。

(1)Learn moodle :Moodle公式サイトが運営しているMoodleの構築方法を学べるサイト
https://learn.moodle.org/
「Learn Moodle Basics」などの無料コースがあり、Moodleを用いて、Moodleのコースの作り方が学べる(ただし英語)

(2)Udemy 「1日でマスターするmoodle3入門」
動画でmoodleの操作方法が一通り短時間で学べる。ただし有料。
https://www.udemy.com/

(3)書籍(日本語のマニュアル的な書籍はほとんどない)
井上 博樹著『Moodle 2ガイドブック―オープンソースソフトウェアでオンライン教育サイトを構築しよう』海文堂出版(2013/08発売)
(moodleのバージョンが古いが基本的なことは参考になる。)

遠隔授業のためのLMSのまとめ

大学などでのe-learning、オンライン授業の流れが激しくなってきています。LMS(学習管理システム)の概要をまとめましたので、参考になれば幸いです。

●LMSとは
LMS(学習管理システム:Learning Management System;LMS)は、インターネットを通じて、eラーニングを配信する基盤ソフトウェア、学習者への教材の配布などの管理、課題の提出、学習者の進捗状況の管理などを行う。
もう少し詳しい説明
 https://www.elc.or.jp/keyword/detail/id=35   など

●主なLMS
Moodle(ムードル);オープンソースの教育プラットフォーム、国際的に広く利用されている。(有料でMoodleの導入支援をする企業もある)
Moodle公式サイト; https://moodle.org/
manaba (マナバ);クラウド型の教育支援サービス(LMS+eポートフォリオ)(国内企業が有償提供;株式会社朝日ネット)https://manaba.jp/
Google Classroom;グーグル社の提供しているLMS。
Google Classroomの利用はGoogleアカウントを持っていれば誰でも利用できる。クラスへの参加はGmailのユーザーに限られる。
https://edu.google.com/intl/ja/products/classroom/?modal_active=none
Thinkific ;オンラインスクール構築・運営プラットフォーム。
https://www.thinkific.com/
Teachable ; オンラインコースの会員サイトを作ることができる海外のサービス。会員の管理、決済システム、月謝課金、クーポン発行、メール配信など様々な機能を一元管理することができる。https://teachable.com/
・その他、いろいろなIT企業が独自のLMSを提供している(有料)

●その他オンライン教育を実施している参考のサイト
MOOC  :大学の授業をオンラインで無料で配信する取り組み
https://www.mooc-list.com/
JMOOC ;MOOCの日本版
https://www.jmooc.jp/
Udemy ; 有料のオンライン学習サイト(IT系の講座が多い)。
誰でも有料でオンライン講座を配信できる。オンデマンド型
https://www.udemy.com/
Schoo  ; 有料の授業配信型の学習サイト。
https://schoo.jp/

●オンライン会議システムを用いたリアルタイムのオンライン授業
Zoom ; https://zoom.us/jp-jp/meetings.html
Microsoft Teams ;
https://products.office.com/ja-jp/microsoft-teams/group-chat-software

Google Meet   
https://gsuite.google.co.jp/intl/ja/products/meet/

Cisco Webex Meetings ;
https://www.cisco.com/c/m/ja_jp/solutions/remote-solutions/for-education.html

●その他
Slack ;ビジネス向けチャット。Lineのビジネス向けのようなもの。
https://slack.com/intl/ja-jp/

●Moodleの導入事例
・九州工業大学  https://ict-i.el.kyutech.ac.jp/
・岡山大学    https://moodle.el.okayama-u.ac.jp/
・愛媛大学    https://moodle3.lms.ehime-u.ac.jp/
・放送大学
など多数

電力のインターネットはなぜできない?(2)

「電力のインターネットはなぜできない?」で述べたように、「デジタルグリッドルーター」などの技術により、隣近所の太陽光発電をつなげて電力のインターネットを構成することは技術的に可能になってきていると考えられます。自立した電力の配電網を「マイクログリッド」などと呼んでいます。

このような独自の電力ネットワークが様々な階層ででき、相互に連携していくことができれば、電力の地産地消になり、温暖化防止にもなり、災害にも強い地域をつくることにつながっていくと考えられます。しかし、このようなマイクログリッドをつくるうえでの最大の難関は、地域の独自の配電網を構成するということだと考えられます。

既に電力会社の配電網ができている中で、独自の配電系統を作るのは、コストの面でも管理の面でも非常にハードルが高く、自然発生的にマイクログリッドが各地でできていくということは考えにくい状況です。

しかし、「デジタルグリッドルーター」が利用できれば、隣同士の配線はどのような規格のものでも電力を相互に送ることができると考えられます。極端に言えば、家電の100V用の電線でもよいと思われます。最大の難関は、隣同士で電線をどのように工事して(経済的な負担も含めて)設置していくかということかかもしれません。隣の家と電線一本結ぶことができれば、マイクログリッドを作っていく基盤となりますが、電線一本結ぶことは結構、繊細な課題だと思われます。町内会などが音頭をとってもすんなり進むことは難しいかもしれません。

そのような中で「ペロブスカイト太陽電池」が利用できるのではないかと思いつきました。「ペロブスカイト太陽電池」は、軽量で非常に薄くてコスト的にも安く製造でき、今後の普及が期待される技術です。非常に薄くて曲げることができるので、建物の壁面や電柱など様々な場所に設置することが可能となります。

このペロブスカイト太陽電池を、隣接地を結ぶ電線代わりに利用することができるのではないかと考えられます。この薄型の太陽電池シートに、電力を融通するための配線も同時に組み込んでおきます。各住宅は、この薄型の太陽電池シートを建物外壁や塀の外側に設置し、発電を行います。隣接の住宅同士は塀がつながっていたり、極めて近い距離で設置してある場合が多いので、残りの僅かな距離をデジタルグリッドルータを介して電線で接続すれば、隣接住宅を結ぶマイクログリッドを構成することが可能ではないかと考えられます。

さらには、ペロブスカイト太陽電池を組み入れたコンクリートブロックや側溝のコンクリート蓋ができれば、より簡易に独自の配線網をつくることが可能であると思われます。

(注:既に研究や特許があるかもしれません。申し訳ありません、よく調べず、思いつきで書いています。)